初めて商工会を訪れてから3ヶ月
6回のコンサルから感じた5つの”良かったこと”
以前書いた記事→元駐妻、商工会へ/女性が起業を考えたら
読んでくださったみなさん(女性・フリーランス・主婦)も私と同様、商工会はあまり利用したことが無かった様子で。メッセージやコメントも頂いたりして、とてもうれしかったです。
その後もコンサルは続いていまして、先日は6回目のコンサルでした。
そして、ようやく一区切り・・・!
伝えたい相手や方向性が定まり(←創業はココが超重要!とのこと。じっくり相談に乗っていただきました)、それを踏まえて次回から具体的にビジネスを組み立てていく予定です。
「仕事をしたい!」気持ちはあるのに曖昧で、頭の中がカオスだった私。
じっくり向き合ってくださった中小企業診断士の先生と、いつも温かいサポートをしてくださった職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。(まだまだこれからだけど!笑)
今回は商工会のコンサルを6回利用してみて感じた「よかったこと」をシェアしたいと思います!
1. プランがぼんやりでも大丈夫!コンサルは“頭を整理し→ギャップを埋める”
以前の記事でも書いたように、私の担当をしてくださっている中小企業診断士の先生は職員の方からも『プロ中のプロ!』と慕われている先生。
今ではすっかり心をオープンに(笑)なんでもお話できますが、初回はやっぱり緊張、そして不安でした。
私のような「まろやか案件(曖昧で何も決まっていないという意味)」に貴重なお時間をいただくのも申し訳ないし、そもそも相手にされるのか、はたまた今の私にはできないようなハイレベルなアドバイスをされるのか。
「どんな提案をされるんだろう~・・・」
「スパルタなのかなー・・・」
そんなことを考え向かった初日。
私の不安とは裏腹に、先生は丁寧に、親しみやすい雰囲気で私の話を聞いてくださりました。
そして気になる点は「なぜですか?」「それはどういう意味ですか?」と具体的に深めてくださいました。
後にわかったことですが、商工会のコンサルの特徴の一つとして
相談者の頭を整理→現実と理想のギャップを埋める
というのがあります。
だから、
まずは私の頭にある目標や夢、自分が考えている問題点を引き出す
→そこからより具体的に言葉や図表で示し、理想のイメージを共有する
という流れがありました。
そのため、上から目線のアドバイスでもなければ、否定や批判などネガティブな発言もなく。
初回から、自分でも曖昧だったイメージがより明確になったと感じました。
2. スピードを合わせてくれる“伴走型支援”
約2ヶ月半の6回のコンサルのうち、プライベートをどうしても優先しなければならないタイミングがありました(ママあるある?)。
毎回のコンサルでは次回までの課題が出されるのですが、それがどうしても思うようにできない(自分のイメージしていた完成度とは遠い)。
「もっとこうしたいのに」
「これぐらいまで本当ならできるのに」
そんな想いを抱えてコンサルの日を迎えました。
でも先生は私の準備した資料やスライドから意図を読み取り、対話を深めてくださりました。
どの回も全く、無駄な(消化不良な)時間は無かったと感じています。
先生はいつも「ここまで準備してきてくださったから、今回ここまでの話ができたんですよ」と言ってくださいます。
これも商工会においての支援の特徴らしく、相談者に寄り添って(スピードを合わせて)支援を進めるルールがある(法律で定められている)のだそう。
だから私は、途中で脱落せずに続けられたと思っています。
子供がいて、家族がいて、いくら自分に情熱とやる気があったとしても【どーしよーもない時】ってあるから。
“家族にも応援してもらえて、自分も世の中の役に立ちたい”
それが今の私の理想なので、この支援のスタイルは本当に助かりました。
3. 商工会=国の機関
創業の仕方や使える制度、やり方もすぐに教えてもらえる
前回の起業でも個人事業主として登録していた私。
でも今回、職員の方と面談をしている時に「知らないことばっかり・・・!」と思うことが多い(いや、ほぼ毎回・・・)です。
例えば、個人事業主として開業届を出す手順。
どこに、何を、どのタイミングで出せばいいのか?
必須事項と、後々変更可能(もしくはあとで決めても大丈夫な)箇所とは?
そしてなんとなーく苦手意識の強い確定申告について。
また今後もし必要になった時に作成する補助金や助成金についてなど、
創業・経営全般的にカバーしてくださっているのでとっても心強い。この安心感!
何か疑問や問題が発生するたびに自力で調べていたあの頃(=前回の起業)と比べると、とてもありがたいなと思います。
4. 特定事業のコンサルではないからこその当事者目線、
そして幅広い視点・経験からアドバイスがいただける
同じ”経営支援”(私の場合は”創業”)でも、一般的なコンサル会社と中小企業診断士(←商工会で担当していただいている先生)では支援の方法が異なるそうです。
(ある時は課題のリサーチのため都立図書館へ。とある雑誌を2年分チェック!)
一般的なコンサル会社の場合、ある特定の事業(例えば「エステ・美容」など)に特化している場合が多く、その事業に関しては多くの事例収集があります。そのため今後の方向性の「答え」が簡単に手に入るメリットがある一方、必ずしもその成功例が当てはまるとは限らないこと、自己実現が犠牲になったり、費用も高額になりがちです。
一方、中小企業診断士の支援(私が利用している商工会のコンサル)では、まず相談者の頭の中を整理するところから始まります。そして対話を通して一緒に問題を解決し、幅広い視点・経験をもとに事業を組み立てていけるメリットがあります。しかも無料!デメリットとしては、中小企業診断士の先生と商工会の職員の方々の知恵を絞る時間と労力が必要なこと。
私の場合、現時点でもう6回・・・じっくり一緒に取り組んでくださって、本当に感謝です。
5. 無料で相談できるためハードルが低い
ここまでお世話になっている商工会でのコンサルですが、その費用はなんと無料・・・!
「ちょっと話を聞いてみたいな」「これは仕事になるのかな」
「まだ私には相談するには早いのかも・・・」と思えるようなレベル(=最初の私)でもハードルが低いのではないかと思います。
「お仕事にする(創業)と決めたわけでは無いけど、まず話を聞きたい」
その段階で一緒に考えてくれるところって、なかなか無いと思うから。
でも実は、
その一歩こそが、大きく変わる大切なきっかけだったりします。
小さな大切な一歩を踏み出す場として、私は行って良かったです。
前の記事にも書いたように、ふらりと訪れた商工会。
ラッキーなことに良いご縁が繋がり、素晴らしい先生と職員の方に出会い、
事業を考えていく中で、今後の自分と向き合う2ヶ月半でした。
一人で考えていたとしても、ここまでは来られなかったと思うし、
自分では思いつかないような視点・アドバイスもたくさんいただけました。
何より、毎回楽しい・・・!
感謝、感謝です。
まだ【ようやくスタート地点】ですが、ここまでの経験がどなたかのお役に立てれば良いな。
大事なものを抱えながら、軽やかに
自分らしく輝いていけたらと思います。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!