“人には見せたくないもの”をみんな心の中に持っている
最近ようやく、この言葉が腑に落ちるようになりました。
一見、自由そうに見られていても、もともとわたしは“完璧主義”。
行動だけでなく気持ちや感情、大切な【こころ】にまでも
「こうあるべき」「こうでなければ」「こうすべき」という思い込みが無意識で自分の中心にあり、にも関わらずその(自分への)期待通りに出来ず、不足感・不満感・不安感を常に感じていました。
不安を感じちゃいけない
不満を持ってはいけない
ポジティブでいるべき
(誰かを)苦手と感じてはいけない・・・・・
自身の“完璧主義”にうんざりしている人の中には、
わたしのように自分の感情にさえ“完璧さ”を求めている方が少なくないように思います。
ある時気づいたのが
「この“完璧主義”を手放していかないと、このままずっと変わらないし、変われない」
ということ。
新しいことに挑戦するにも、楽しいことをするにも、この”思考のクセ”がわたしの”何か”を邪魔している。
もっと自由に、自分らしく、健康で輝いていたい。
そのためにも
「自分を抑え/縛るこのクセ」を手放していきたい。
これまでに学び/実践/体感したことを、
今日はわたしのような“完璧主義な自分”にうんざりしている方にお届けしたいなと思います。
“人には見せたくないもの”とは、どのようなものがあるでしょう?
- 恐れや不安
- 悲しみ
- 孤独感
- 嫉妬
- 後悔
- うそ、偽り
- (本当は)つらかった出来事
- 嫌だったこと、違和感
- 頭では分かっているのに変えられない/やめられないこと
などなど。
無意識に、直感的に、または強烈に。
日常生活の中でふっと感じることもあれば、まるでメッセージかのように感じることもあるかと思います。
わたしにももちろんあったし、今でもある。
ネガティブで、苦しくて、情けなくて、カッコ悪くて。
完璧主義の人は特に、こういう感情をナイものにしたくなる。笑
自分には(この感情は)必要ない!そんなはずない!と思いたかったり。
“完璧であらねば”ゆえの葛藤。
でもね、“ある”んですよね。すでにあなたの中に。
その “人には見せたくない” “自分も見たくない” ものは、確実に、あなたの心の中にあります。
そして、そんな心の声や直感を、湧き上がった瞬間、秒速で(笑)打ち消そうとする。
もしくは「こう思っちゃうわたし、最低」と必要以上に責めてしまう。
↑実はこれをすると、余計に厄介なんです。
なぜかというと、それは結局
自分の“欠点”を受け入れられていないから。
ここで言う欠点とは、世間一般の価値観ではなく
自分で自分に思う“わたしの欠点”です。
“自分が自分自身に対してダメだと思っているところ”を全否定して、
“こうあるべき”を自分に押し付けると、どうなるか?
自分も愛せないし、他人(まわりの人、家族を含む)にも優しくなれません。
むしろ、まわりの声や反応が必要以上に気になってしまったり、
他人の言動の中に【矛盾がないか=“完璧”かどうか】粗探ししてしまったりもします。
または必要以上に自分を責めてしまいます。
これって、、、つらいんですよね。
自分にも他人にも、鋭い眼差しでずっとジャッジしていないといけませんから。
身体も心も軽くなるには、その凝り固まった思い込みを『ゆるゆる』に解いてあげることが必要です。
自分を許せるようになる最初のステップ
“人には見せたくないもの”が心に浮かんだ時は、
主語を「この人」とか「彼女」に変えて(つまり第三者目線で)心の中でリピートしてみてください。
「この人(=“わたし”)最低なこと考えましたよ~」
「この人(=“わたし”)ショック受けてます!」
「この人(=“わたし”)腹立ってますよー」
そしてそこから、主語を“わたし”に戻します。
「“わたし”は最低なこと考えちゃったんだね」
「“わたし”はショック受けたんだな」
「“わたし”は腹が立ったんだね」
一見ほんの1mmの違いですが、これをすると湧き上がった本音や直感を、まるで自分の手のひらに載せて眺めている感覚が得られます。
この瞬間が、自分(のありのまま)の感情を認められていると言うこと。
自分が信じている”わたしの欠点”と向き合えた時です。
“欠けている自分”を愛せると、まわりにもっと優しくなれる
最初は自分の感情に戸惑うかもしれません。見たくなくて捨てたくなるかもしれません。
でも、どんな感情もあなたにとっての財産です。
日常生活でちょっとだけ意識をして このプラクティスを続けてみると、
やればやるほど自分を知ることができ、自分に優しくなれます。
欠けていると思っていたのが単なる思い込みで、
“わたし”も“みんな”も同じように”見せたくないもの”を持っていると思えます。
すると、まわりにももっと優しくなれる。寛容でいられる。
わたしも完璧じゃないから、あの人もそれでいい。
あの人も完璧じゃないから、わたしもこう言う部分があってもいい。
あなたを包む空気が変わり、日常が変わり、人生が変わってきます。
このプラクティスは自主練、いつでもどこでもできます。
積み重ねるほど、変化していく。しかもフリー(無料)!笑
実践あるのみです^^
完璧主義を手放して、自由に、わたしらしく、進んでいきましょう。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。